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島のみなとをつくる

島のみなとのケーソン製作

○伊豆諸島とみなと

 伊豆諸島への交通は、ヘリコプターによるものも含めると多くの島で航空路が開設されています。しかし、その輸送力は、船によるものには比べものにならず、天候に対する信頼性の面も海上交通に一日の長があります。また、伊豆諸島は火山島であり、近年の三宅島、大島などの噴火時にも見られるよう、島民の緊急一斉の島外避難時にも海上交通路の確保は重要です。加えて、生活物資などの貨物は、船による輸送に頼らざるを得ません。このように海上交通の拠点である港湾は、島にとって非常に重要な施設となっています。
 一方、島の産業についてみると、近年は観光産業に押されてはいますが漁業が大きなウェイトを占めており、漁港も島にとっては欠かせない施設となっています。


○島のみなとの港湾構造物

 伊豆諸島は火山島であるため、その港湾、漁港は、ほんの一部を除いて海底地盤が岩盤で急深な地形を持った地域にあります。また、伊豆諸島は、台風の通り道に当たっており、ほぼ毎年、強烈な波浪の襲来を受けます。このようなところに防波堤や係船岸を建設する場合、波の穏やかな時期に迅速に工事を行い、構造物を安定させる必要があります。
 このようなことから、島のみなとの建設には、ケーソンを用いた構造がよく用いられます。ケーソンとは鉄筋コンクリート製の函体であり、この函体を海上に浮かべて所定の場所まで曳航し、水を入れて着底させた後に砂や鉱滓スラグによる中詰めを行い安定させるものです。伊豆諸島では、ケーソンの製作から据付までを同一年度に行うことは非常に困難です。このため、東京港においてケーソン製作を行った後、海上に仮置きしておき、翌年度島へ曳航し据付を行うという方法をとっています。

ケーソン断面



○島のみなとのケーソン製作

 ケーソンの製作には、陸上で製作し斜路を用いて進水させる方法や、船舶製造でよく用いるようにドライドック内で製作する方法などもありますが、これらは設備が大がかりであり広大な用地を必要とするため、フローティングドックと呼ぶ表面が平らな特殊な台船の上で製作する方法がよく用いられます。ケーソンの進水を行う時にはフローティングドックに注水しドックごと沈めて浮いたケーソンをドックから引出し、後にドック内の水を抜きフローティングドックを再使用するという方法です。島のみなとのケーソン製作は、このフローティングドックを用いた方法によっています。
 島のみなとにはこのフローティングドックを安定的に係留しておける場所はなく、また、製作済みのケーソンを仮置きしておける静穏な水域はないため、島のみなとのケーソン製作及び仮置きは東京港内において行っており、東京港建設事務所がケーソン製作、仮置き工事の監督を行っています。製作したケーソンは、一般には翌年度に島まで曳航し据え付けています。


ケーソン製作ケーソン曳航


ケーソン進水フロー

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