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品川内貿上屋のⅠ期工事完成

平成22年11月4日更新

 第Ⅰ期工事が竣功し、平成22年4月に供用を開始した、品川ふ頭新内貿上屋。
 この上屋は、近年の荷役(船への貨物の積み降ろし)形態の変化に対応するため、上屋を岸壁からセットバックし、トレーラーが岸壁上で切り回しできるスペースを確保するとともに、老朽化した3棟の上屋を1棟に集約し、限られたふ頭用地を有効に活用するため、屋上部に商品車を置くことを可能にしました。
 さらに、屋上部における太陽光発電設備の設置や、壁面及び屋上部の緑化により環境にも配慮し、雨水を利用した自動点滴潅水装置も整備しました。 また、岸壁部は耐震強化岸壁として再整備をすることで、災害に強い港づくりの実現に向けて取り組んでいます。
 今回は、東京港における近年の荷役形態の変化に対応したふ頭整備を踏まえながら、この品川ふ頭新内貿上屋についてご紹介いたします。

1 内航海運における輸送革新

 東京港では、貨物のユニット化など内航海運における輸送革新の進展やモーダルシフトの促進等に対応するため、港湾計画に基づき大型のRORO船に対応した内貿ユニットロードターミナルの整備を進めています。
 RORO船の荷役は従来の荷役形態と比べ、シャーシーに貨物を積んだまま牽引して積み降ろしをするため、貨物の荷捌きや一時保管のための上屋の必要性が低下する一方、トレーラーがふ頭をスムーズに走行するための広いヤードが必要となっています。

RORO船(Roll on Roll off Ship)
 本船に備えられた「ランプウェイ」と呼ばれる渡り通路を使って、貨物を積んだトレーラーが自走で出入りできる船。効率的な荷役が可能。

内貿ユニットロードターミナルについて(荷役形態の違いと東京港のユニットロードターミナル)

これまでの荷役作業は、船腹にバラ積みしている貨物を陸上クレーンなどにより作業を行うため、時間と人員がかかる荷役となっていた。また、船も小型のものとなっている。

荷役効率の高い大型RORO船の投入が進んでいる

RORO船では、ユニット化された貨物をトラックのヘッドと連結し、ランプウェイから上下船する荷役形態とすることで、少人数による効率的な荷役が実現可能となり、荷役時間も短縮された。


東京港のユニットロードターミナル計画の図と写真

2 品川内貿ふ頭

 品川内貿ふ頭に船で運ばれてくる貨物は、大手製紙工場のある北海道からの紙、特に新聞紙の巻き取り紙が多い。新聞紙の巻き取り紙は、ここから都内の各新聞社へ運ばれ印刷されます。
 品川から船で運ぶ貨物は、北海道へ運ぶ自動車が多い。また、都内のオフィスなどから出た古紙は、北海道の製紙工場に運ばれ、再生紙として製品化されます。

○ 品川内貿ふ頭利用船舶(平成22年11月現在)
品川内貿ふ頭利用船舶の表

○ 品川内貿ふ頭取扱貨物量
品川内貿ふ頭取扱貨物量のグラフ

品川内貿ふ頭取扱貨物量のグラフ
輸入貨物のグラフ 移出貨物のグラフ

3 品川内貿ふ頭再編の内容

  • 老朽化した上屋(3棟)を新上屋1棟に集約し、背後にセットバックして建てることで、ヤードのスペースを確保。
  • さらに岸壁を海側に約3m前出しすることで、上屋から水際までの距離を確保し、トレーラーの切り回しスペースを確保。
  • 耐震強化岸壁工事を実施。8mある水深を掘り下げ、8.5mに増深。

品川内貿ふ頭再編の内容の図と説明

品川ユニットロードターミナル整備スケジュール【予定】※S3については、未採択

4 環境対策

  • 太陽光発電設備の設置【Ⅰ期工事(100kw)Ⅱ期工事(100kw)合計200kw】
  • 屋上及び壁面緑化
  • 雨水利用の自動点滴潅水設備

環境対策紹介写真

【施設概要】
(1) 上屋
①構造規模 鉄筋造 平屋建(一部2階建)
②面積    敷地面積 約32,400㎡
         延べ面積 約18,100㎡(うちⅠ期工事分 約9,900㎡)
③付属設備 屋上車両待機場(乗用車760台分 うちⅠ期工事分 440台)
         太陽光発電設備 200kW(うちⅠ期工事分100kW)
         雨水利用(自動点滴潅水装置)、緑化(屋上・壁面)
(2) 耐震強化岸壁 460mうちⅠ期工事分(約155m)
屋上緑化の写真 太陽光発電設備

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