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| 平成22年9月1日更新 |
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| 海の森の森づくり 〜経過報告〜 |
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| 【現在の海の森】 |
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| 海の森では、様々な植物・動物が息づく自然環境の再生を目指し、都民・企業・NPO等の方々 |
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| との協働により植樹を行い、森づくりを進めています。 |
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| 平成19年度のキックオフイベントでの植樹に始まり、平成20年度からは都民等の方々による植 |
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| 樹を年2回実施し、これまでに7haに苗木を植樹しました。平成19年度の植樹地は植樹後3年が |
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| 経過し、大人の背丈ほどに成長しました。 |
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| また、海の森予定地内には平成8年に苗木を植えた全国植樹祭の植樹地があり、海の森の森づく |
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| りの見本となっています。 |
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| 【モニタリング調査】 |
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| 海の森において、森づくりの過程での自然環境状況の変化を記録するとともに、将来の姿に向かっ |
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| て森がつくられているかを検証するために、平成20年度からモニタリング調査を実施しています。 |
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| 苗木が10m前後の高さまで成長して樹林地化した平成8年度全国植樹祭の植樹地と、今後森づく |
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| りを行う箇所(未整備地)の調査結果を比較したところ、樹林地化にともなって動植物の種類が増 |
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| 加していることがわかりました。 |
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| 以下、その概要をお知らせします。 |
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| ● 植 物 |
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| 植樹後14年が経過した植樹地では、成長した樹木の下に日陰ができたことによって日向、日陰と |
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| いった環境の違いが生じ、植えた樹木の他にもそれぞれの環境に適応した多くの植物が生育してい |
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| ることがわかりました。また、鳥が運んできた種子の発芽、成長も見られました。 |
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| 未整備地では、主に荒れ地で見られる植物が見られましたが、生育する植物の種数は樹林地の1/5 |
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| 程度でした。 |
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| これらの結果から、樹林地化に伴って種の多様性が増していることがわかりました。 |
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| ( )内数字は植樹したもの |
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| ● 鳥 類 |
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| 鳥類調査を年4回、季節ごとに行った結果、様々な鳥が生活の場として海の森を利用しているこ |
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| とがわかりました。 |
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| 未整備地では草原を好む鳥が多く見られたのに対して、樹林地では樹木を止まり木などに利用す |
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| る鳥が多く見られ、集まる鳥に違いがありました。 |
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| 多く見られたのはハシブトガラスとムクドリで、毎回50〜80羽程度が確認されました。また、 |
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| 海の森とその上空では絶滅が危惧される種も9種確認されました。 |
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| 様々な鳥が生息するためには森や草地などの様々な環境が必要なため、海の森の森づくりの中で |
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| も配慮していきたいと考えています。 |
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| ● 昆 虫 |
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| 樹林地化した植樹地では樹林を好む種が、未整備地では草地を好む種が確認され、それぞれの |
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| 環境に適応した種が生息していることがわかりました。普段身近に見られるアリであるクロヤマ |
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| アリ、トビイロケアリは、植樹地・未整備地ともに確認されました。 |
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| ● 水生生物(植樹地内の池) |
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| 降った雨が溜まった程度の小さな池には、サカマキガイが多数確認されました。また、ショウ |
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| ジョウトンボのヤゴも少数ながら確認されました。 |
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| 人の立入が制限されている場所でも、鳥に付着して運ばれてくるなど、自然の力で移入してく |
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| ることがわかりました。 |
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| ● 土壌動物 |
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| 土壌動物は土の中に生活する動物で、落ち葉や枯れ枝などの有機物を食べて粉々にして微生物 |
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| による分解を促進し、植物にとって栄養豊かな土をつくる働きをします。また土壌動物の体内を |
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| 通った有機物は粒状となってふかふかの土をつくり、ミミズなどが硬い土にトンネルを掘ること |
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| で水や根が通りやすくなるなど、土壌改良の役割を果たしています。 |
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| 調査の結果、樹林地化した植樹地では、未整備地に比べて土壌動物の種類、個体数ともに多く |
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| 確認され、樹林地化にともなって豊かな森の土台が築かれつつあることがわかりました。 |
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| 【これからの海の森】 |
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| 14年前の植樹地は、ゴミの埋立地でかつ強い海風が吹きつける厳しい環境であっても、人間が |
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| 植えた数種類の苗木が成長して樹林地となり、様々な動植物が息づく豊かな自然を育む場となっ |
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| ていくことを示してくれました。 |
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| 将来、海の森が、様々な動植物が息づく豊かな森となるよう、今後も継続して見守っていきた |
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| いと考えています。 |
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